三原舞依「どんな大舞台でもノーミス」の
集中力で浅田真央以来の快挙 (4ページ目)
その成長ぶりは得点にも表れている、フリーの技術点で自己最高得点の72.30点を出せたのは、ジャッジが彼女の滑りを認めてGOE(出来栄え点)で10点近くのプラスをつけてくれたからだ。一方、演技構成点の62.04点は4位にとどまっており、上位勢に見劣りする。表現力が課題なのは、本人も口にしている。
「世界のトップ選手と比べると、表現面とスケーティングはまだまだ。もっと上の選手を研究してスケート技術のレベルアップをして、ノーミスのレベルもさらに上げていき、もっといい点数を出せるようにしたいです。安心せず、ここからスタートだと思ってやりたい。世界選手権まであと1カ月しかないですけど、もっといいシンデレラをみなさんに見せられるように頑張りたいです」
今回のタイトルは、3月の世界選手権(ヘルシンキ)に向けて大きな弾みとなるに違いない。世界選手権は本当の意味での実力が試される場であり、採点競技における序列のトップクラス入りを果たせるかどうかもかかってくる。あくまでも挑戦者として、世界の女子フィギュア界を席巻するロシア勢に挑んでほしいところだ。
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