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「ロシア勢にも対抗できる」宮原知子、
ガッツポーズも練習して世界2位 (2ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha Enrico Calderoni/アフロスポーツ●写真

 SPでつかんだ手応えは、フリーにもしっかりとつなげることができた。得点源となる3回転ルッツ+3回転トーループの連続ジャンプとプログラム後半の3連続ジャンプを決めるなど、自己最高得点となる143.69点。合計218.33点で、昨年に続く2大会連続の総合2位となった。

 課題にしている「回転不足をしないジャンプ」では、3回転フリップにアンダーローテーションがつく小さなミスを1つ出したが、「ミス・パーフェスト」と呼んでもいい出来栄えだった。宮原自身も会心の演技に納得しており、昨季の四大陸選手権で出した自己ベストを、またも大きな舞台でSP、フリー、合計と、すべてで記録してみせた。フリーの演技後には、珍しくガッツポーズも飛び出した。

「演技はまだ完璧ではなかったんですけど、何とか滑りきったという気持ちと、しっかり演技ができたらガッツポーズしてもいいんじゃないかと(濱田美栄)先生にも言われたので、演技がよかったらガッツポーズはしようかなと思っていました。今日のフリーは調子もよくて、ここまで来られたからしっかり滑ろう、自分のできることをしようと思いました。フリーの完成度としては、いままでのGP2大会と比べると思い切って滑ることはできたし、完璧ではなかったですがよかったです。140点台が出たことについてはうれしかったです。

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