4回転フリップ成功の宇野昌磨。
過酷な特訓で「次のステップ」も狙う (5ページ目)
冒頭の3回転ルッツ+3回転トーループは成功させたが、中盤の同じ連続ジャンプが単独の1回転ルッツになるなど、技術点が伸び悩んだ。それでも、自分の強みであるスピードはシニア勢にも引けを取らないことが分かり、表現力もついてきていることを実感していた。
「チーム戦は初めてだったのですごく緊張したんですけど、シーズン前半にしてはまあまあの演技ができたと思います。今回は大きく手足を使うことができたし、ジャッジや観客に笑顔を見せて顔の表現もできたのはよかったです。今季はGPシリーズで安定した演技ができるように、練習から大きなミスをしないようにしていきたいです」
今大会では世界のトップ選手からオーラを感じたというが、本格参戦するシニアでの戦いは「わくわくして楽しみ」と言う。度胸のある樋口の活躍も大いに期待したいところだ。
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