2016.03.29

鈴木明子さんに聞く世界選手権。「羽生選手は進化のスピードが速すぎて…」

  • 元永知宏●取材・文 text by Motonaga Tomohiro
  • 能登直●写真 photo by Noto Sunao

 浅田真央の復帰で昨シーズン以上の盛り上がりを見せたフィギュアスケートもいよいよ大詰め、30日(水)から世界選手権がスタートする。日本代表の男子は「絶対王者」の羽生結弦と、シニア1年目でグランプリファイナル2位に躍進した宇野昌磨。女子は、グランプリファイナル2位の宮原知子と、昨年の世界選手権で6位に入った本郷理華、そして、完全復活を目指す浅田真央。アメリカ・ボストンで行なわれる世界選手権の見どころを、プロフィギュアスケーターで、2012年世界選手権銅メダリストの鈴木明子さんに聞いた。

羽生自身の持つ最高記録更新はあるか?
「羽生に勝つために」高難度の技に挑む
 
── 2018年2月の平昌オリンピックまで2年を切りました。3月30日から世界選手権が始まりますが、まずはフィギュアスケート男子から今シーズンのこれまでの戦いを振り返っていただけますか。

鈴木 今シーズン、もっとも印象に残ったのはやはり羽生結弦選手の演技です。11月のグランプリシリーズNHK杯で史上初の300点超え。12月のグランプリファイナルではその最高記録をあっさり更新しました(330.43点)。まさに「異次元の」演技を見せてくれましたね。

── 羽生選手の成長と、秘めた力を改めて見せられた気がします。