【ボクシング】山中慎介は井岡一翔を破った井上拓真を「完璧」と評価も「倒しきる展開も見たい」 那須川天心との再戦など今後は? (3ページ目)
【「拓真vs.天心」再戦の行方】
ーー試合後、規定では挑戦者決定戦を制した那須川天心選手と拓真選手の再戦が、マッチアップとして浮上することになります。
「そうなんですよね。ただ、実現するかどうかはちょっとわかりません。エストラーダに完勝した天心と、井岡に完勝した拓真。実現したら、勝敗は予想が難しいです」
ーー拓真選手は試合後、『統一戦にいきたい』と発言しています。階級を上げてくるジェシー"バム"ロドリゲス(米国)との対戦を希望する声も聞こえてきます。
「正直、僕としては『バムvs.尚弥』よりも『バムvs.拓真』のほうが見たいです。階級も近いですしね」
ーー今年6月のバムvs.アントニオ・バルガス(米国)でバムが勝った場合、その先の流れはどう動きそうですか?
「バムがWBA世界バンタム級休養王者バルガス戦をクリアすると、堤聖也(角海老宝石)とバムで正規王者を巡る闘いになる可能性もあります。バムは『パウンド・フォー・パウンド』(PFP/全階級を通じての最強ランキング)で4位ですから、バンタム級にひしめく日本人との対決は盛り上がるでしょうね」
【武居の異変と課題】
セミファイナルでは、前WBO世界バンタム級王者・武居由樹がスーパーバンタム級8回戦でワン・デカン(中国)と対戦。判定2-0で約7カ月半ぶりの再起戦を白星で飾ったが、内容は薄氷の勝利だった。大橋秀行会長は試合後、武居が試合前のウォーミングアップ中に脚の肉離れを起こしていたことを明かし、コンディションへの影響もうかがわせた。
ーー試合後は武居選手自身も「悪い武居由樹が出てしまった」と反省していました。山中さんから見て、どこに問題があったと思いますか?
「しっかり正面で向き合っている時間があまりなかったですよね。武居がサークリングしている時間が長かったです」
ーー飛び込みざまの一撃が武居選手の武器だとは思いますが、それを出す展開にならなかった?
「飛び込みざまの左フックですよね。あのスピードと爆発力は本当にすごい。ただ、今回のようにロープやコーナー際でパンチをもらい始めると、返せなくなってしまう印象があります。前回のクリスチャン・メディナ・ヒメネス(メキシコ)戦もそれでやられましたから」
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