【ボクシング】中谷潤人が井上尚弥をノックアウトするという見立ても......米国の識者たちに訊く5・2東京ドーム決戦の行方 (3ページ目)
同じ『BRUNCHBOXING.COM』のマイケル・アンドレーデ記者(45歳)は、同僚と異なった見解を示した。こちらも"10年選手"である。
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「8〜10ラウンドで、中谷が井上をノックアウトするよ。スピードがあって、切れ味抜群のパンチを持っている。どんな角度からでも出せるから、井上の死角を突くだろう。チャレンジャーはボクシングIQも高い。相手が嫌がることを続けていって仕留めるさ」
ボクシングを取材して10年となる『K.O.ARTISTSPORTS.COM』のスティーブン・クレノ3世(43歳)は答えた。
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「9〜10ラウンドで、チャンピオンが勝つ。中谷も非凡な選手だが、まだ122パウンドの体ができ上がっていない。百戦錬磨の井上に挑戦するには早いよ」
『FIGHTNEWS.COM』で6年目となったスコット・タビア(53歳)は語った。
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「7~8ラウンドで、中谷が井上を沈めると思います。身長、リーチのアドバンテージがあるので、それを生かすでしょう。鋭い左を持っていますよね。井上からダウンを奪ったルイス・ネリ、そしてラモン・カルデナスよりも中谷のパンチのほうがずっと速く、重いはずです」
同じく、『FIGHTNEWS.COM』のデビッド・フィンガー(51歳)も述べた。ボクシング記者として25年現場に出ているベテランだ。
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「中谷は急成長中であり、スペシャルな存在だ。昨年の12月末に苦しみながら勝利したことで、ひと皮剥けただろう。伸び盛りの彼には、非常にプラスになったはず。一方の井上は、もはや5年前の彼ではない。その証拠にダウンしたり、クリーンヒットを浴びるようになった。バンタム級で対戦相手を次々に屠(ほふ)っていた頃のモンスターは過去だ。新たなヒーローが誕生するだろう」
東京ドームにゴングが響くまで、1カ月を切った。勝利の女神が微笑むのは、どちらのファイターか。
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著者プロフィール

林壮一 (はやし・そういち)
1969年生まれ。ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するもケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。ネバダ州立大学リノ校、東京大学大学院情報学環教育部にてジャーナリズムを学ぶ。アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(以上、光文社電子書籍)、『神様のリング』『進め! サムライブルー 世の中への扉』『ほめて伸ばすコーチング』(以上、講談社)などがある。
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