【女子プロレス】SKE48時代にセンターを目指さなかった荒井優希が、強敵との闘いを経て決意「女子プロレス界の未来を背負います」 (4ページ目)
【相手が強ければ強いほどテンションが上がる】
7月21日、大田区総合体育館大会にて、ついに団体最高峰のベルト「プリンセス・オブ・プリンセス王座」(以下、プリプリ王座)に挑戦した。王者は瑞希。健闘したが、惜しくも初挑戦初戴冠とはならなかった。試合はやりきったものの、数日経って映像を見返し、「実力が足りなかった」と唖然としたという。
「珍しく落ち込みました。東京女子のために、と思ってやってきたことがいっぱいあったけど、そんなのは思い込みだったんじゃないかとか......。まあ、シンプルに"ネアカ"なので、2日で立ち直ったんですけどね。ベルトに挑戦する前よりも、ベルトとの距離は遠くなったように感じます」
9月20日、大田区総合体育館大会にて、渡辺未詩が瑞希を下してプリプリ王者に輝く。そして今年1月10日、新宿FACE大会にて、次期挑戦者決定サバイバル6WAYイリミネーションマッチが開催された。荒井は最後、山下実優からギブアップを奪い勝利。2度目のプリプリ王座挑戦権を手に入れた。
来る3月29日、両国国技館大会にて、荒井は渡辺が持つベルトに挑戦する。
「前哨戦を通して、もちろん怖さや痛さもありますけど、ちょっと楽しいと思えている自分もいます。強い人がこっちに向ける視線って......高まるんですよね。負けず嫌いなので、相手が強ければ強いほどテンションが上がります」
確かに荒井はこれまで、強い選手と闘うことで強さを引き出されてきた。アジャコング、マックス・ジ・インペイラー、里村明衣子......。今、渡辺未詩の視線を受けて、「自分はまた強くなる」と予感しているのかもしれない。
SKE48時代、「センターになりたい」という気持ちはなかった。楽しければそれでいいと思っていた。どこかで自分をあきらめていた。しかし今の荒井は「前に立ちたい」と思っている。
「この楽しい場所にい続けるために、自分が一歩、前に出る覚悟を決めました」
荒井優希が、勝負を賭ける。
【プロフィール】
荒井優希(あらい・ゆき)
1998年5月7日、京都府生まれ。167㎝。元SKE48 Team KⅡメンバー。2021年5月4日、東京女子プロレス後楽園ホール大会にてプロレスデビュー(渡辺未詩&荒井優希vs伊藤麻希&遠藤有栖)。東京スポーツ新聞社主催「2021年度プロレス大賞」で新人賞を受賞。2022年7月、大田区総合体育館大会において第10代プリンセスタッグ王座を戴冠(パートナーは赤井沙希)。2024年1月、後楽園ホール大会にてインターナショナル・プリンセス王者のマックス・ジ・インペイラーに挑戦。見事勝利し、第12代インターナショナル・プリンセス王座を戴冠。2025年3月末、SKE48を卒業し、プロレス一本化した。
【大会情報】
『GRAND PRINCESS '26』
■日時:2026年3月29日(日) 開場 13:00 開始 14:00
■会場:東京・両国国技館
■詳細:GRAND PRINCESS '26 | 東京女子プロレス公式サイト>>
著者プロフィール
尾崎ムギ子 (おざき・むぎこ)
1982年4月11日、東京都生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業後、リクルートメディアコミュニケーションズに入社。求人広告制作に携わり、2008年にフリーライターとなる。プロレスの記事を中心に執筆し、著書に『最強レスラー数珠つなぎ』『女の答えはリングにある』(共にイースト・プレス刊)がある。
【写真】東京女子プロレス 荒井優希フォトギャラリー
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