ケンコバが大迫力の6人タッグに感じた「やさしさ」の正体 スコット・ノートンとホーク・ウォリアーとの絆 (4ページ目)
――入場からそんな人間模様が見られたんですね(笑)。
「あと注目していたのは、試合開始前のコール。これだけの豪華メンバーですから、誰を先にコールするかで悩むだろうと思ったんです。ノートンとスタイナー・ブラザーズは、ノートンから。キャリアはスタイナー・ブラザーズのほうが長いですから納得です。問題は健介とウォリアーズの3人。『ややこしいな......どうすんねん?』と思ってたら、名采配が出たんですよ」
――どんなコールだったんですか?
「リングアナの田中ケロさんは『パワー・ウォリアー、アニマル・ウォリアー、ホーク・ウォリアー。ヘルレイザーズ&ロード・ウォリアーズ!』とコールしたんです。しかも泣けるのは、コスチュームの色がホークとアニマルが赤で、健介はグリーン。ヘルレイザーズは赤と緑のチームだから当然なんですが、アニマルが赤を身にまとったことで、ウォリアーズも表現していたんです。
ふたつのタッグチームを気遣うコール、コスチュームも含めて『やさしさに包まれた』リングでした。それは、ロード・ウォリアーズ全盛期を知る俺にとって信じられない光景でしたね。次の後編では、ロード・ウォリアーズへの思いを語りたいと思います」
(後編:「ネズミを食う」「ガソリンを飲む」と信じていたロード・ウォリアーズが見せた「まさか」のギャップ>>)
【プロフィール】
ケンドーコバヤシ
お笑い芸人。1972年7月4日生まれ、大阪府大阪市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。1992年に大阪NSCに入学。『にけつッ‼』(読売テレビ)、『アメトーーク!』(テレビ朝日)など、多数のテレビ番組に出演。大のプロレス好きとしても知られ、芸名の由来はプロレスラーのケンドー・ナガサキ。
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