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井上尚弥を上回るPFP1位を目指して いとこの浩樹は現役復帰2戦目で「どれだけ進化しているかを見てもらいたい」 (2ページ目)

  • 篠﨑貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro
  • 撮影●山口裕朗 photo by Yamaguchi Hiroaki

――ウズベキスタンはアマチュアボクシングが盛んな国ですね。

「アジアだとカザフスタンとウズベキスタンが、アマチュアではツートップ。ボクシング大国ですね。鈴木トレーナーも、ウズベキスタンの選手に関して『めちゃめちゃ強い、という印象が頭に残っている』ということだったので、僕もすごく危機感を持って練習しています。練習中も鈴木トレーナーは、『そんなんじゃ勝てないぞ!』とゲキを飛ばしてくれます」

――試合に向けて特に強化してきた部分はありますか?

「もちろん総合的に強化していますが、特に相手はフィジカルが強いので、そこで負けないようにフィジカルとスタミナの向上に力を入れてトレーニングしてきました。フィジカルで劣っていると、その他の部分にも影響するので」

――フィジカル強化といえば、浩樹さんがSNSで100kgのバーベルを上げている(ハイクリーン)動画を拝見しました。肩回りなど、全体的に筋肉が大きくなっている印象があります。

「ハイクリーンは、復帰してからずっとフィジカル強化の一環で取り入れています。筋肉もついていますが、それがうまく使えないと意味がない。そこは、八重樫東さん(元世界3階級制覇王者)から学んでいるので、実戦で効果的に使えるはずです。

 その部分も含めて、みなさんにはどれだけ進化しているかを見てもらいたい。僕の努力や成果を感じてほしいですね」

――浩樹選手といえば、自他共に認める"アニオタ"。入場する際のアニメ愛を感じる「バンドリ(BanG Dream!)」の楽曲とハッピ姿が特徴ですが、今回は曲を変えると聞きました。

「歌っている方は同じなんですけどね。ある曲が、今回の僕の試合にかける思いとマッチしたので、『これいいじゃん!』と思って選びました。どの曲になるのかは、当日のお楽しみということで(笑)」

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