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米識者たちも確信する井上尚弥の絶対勝利。
WBSS優勝へ死角はない (3ページ目)

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by Kyodo News

Q4 井上が、村田諒太も契約している「トップランク社」との契約に合意したという報道が一部で流れた。この件について思うことは?(サンガリア記者はコメントなし)

オッペンハイム「井上がトップランク社と契約すれば、ボクシングマニアだけでなく、一般のスポーツファンからもその名を知られるようになるだろう。WBC王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)、元王者ルイス・ネリ(メキシコ)は、アメリカのボクシング興行と中継を行なう『PBC』の傘下で試合を行なっているため、短期視野ではバンタム級の対戦相手が限定されてしまうことにもなるのだが。

 かといって、他の強豪たちも永遠にアル・ヘイモン(PBCを手掛けるマネージャー兼アドバイザー)の傘下でいるわけではない。論議を呼ぶ形で山中慎介(帝拳ジム)に連勝したネリと、井上との"因縁ファイト"もいずれ実現するかもしれない」

ビレガス「真実だとすれば大きなニュースだ。2017年9月の井上vsアントニオ・ニエベス(アメリカ)戦の際、『井上とはどんな選手なのか』と多くのファンが期待していたのを覚えている。よりグローバルな存在になろうと思えば、やはりアメリカで継続して試合をする必要がある。日本のKOアーティストはこの国でも需要がある。トップランク社と契約することで、アメリカでの露出が増えることは間違いない」

ナム「本当だとすれば、井上陣営にとって適切な動きだと考える。井上が希望するとおり、より大きな存在になるためには、母国を離れ、これまで他の誰もやり遂げていないことをやる必要がある。

 トップランク社が外国人選手をスターに育てられることはすでに証明されている。(トップランク社と独占契約を結ぶ)『ESPN』で露出することで、井上はより国際的な存在になり、アメリカに住む日本人や日系アメリカ人にもアピールできる。MLBのイチローくらいのレベルには到達できないかもしれないが、井上なら大きなことが成し遂げられるはずだ」

【パネリストTwitter】
○ライアン・サンガリア: @ryansongalia
○ゲイブ・オッペンハイム : @GabeOppenheim
○ショーン・ナム: @seanpasbon
○マルコス・ビレガス @heyitsmarcosv

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