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ELLYが描くeスポーツリーグ構想とは。祖父の言葉を胸に「日々勉強」 (2ページ目)

  • 都合亮太●取材・文 text by Togo Ryota
  • 猪岐沙矢佳●撮影 photo by Inomata Sayaka

――大会のお話が出ましたが、今後見てみたいゲームのリーグはありますか。

「eスポーツタイトル」と言われるゲームは、数が多いですよね。それぞれリーグが開催されていますが、今はそのゲームを好きな人だけが集まっている印象があります。しかもゲームの流行り廃りが早い。そうすると観戦する側にとって観にくいというか、ついていけない部分がでてきてしまう。だから実際のスポーツのように、時代が変わっても観戦できる、そんな普遍的なシステムを作ったほうがいいと思うんですよね。

 そう考えた時に、もっと総合的なリーグがあると面白いのかなと思いました。十種競技みたいにいくつかのタイトルを集めたら面白いんじゃないでしょうか。

 フォートナイトみたいなTPS/FPS(※1)、「ぷよぷよ」みたいなパズルゲーム、エターナルみたいなMMORPG(※2)などをセットにして、総合的にチームの順位を決めるシステムがあると、壁が壊れるというか、好きな人だけが集まるイメージは完全になくなると思っています。長い目で見られるような枠組みがあれば、観戦する側にとっても見やすいはずです。
※1:シューティングゲーム。TPSは「サードパーソン・シューティングゲーム」の略称で三人称視点シューティングゲームのこと。FPSは「ファーストパーソン・シューティングゲーム」の略称で一人称視点シューティングゲームのこと。
※2:マッシブリー・マルチプレーヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲームの略称で大規模多人数同時参加型オンラインRPGのこと。

――eスポーツを広めていくという意味ではとても面白い企画ですね。ここまではeスポーツの未来について語っていただきましたが、今後の本業における長期的な目標やアーティストとしての理想の形を教えてください。

 アーティストとしてはグローバル市場に突っ込んでいきたいですし、準備もしています。僕の軸はダンスなので、その世界では個人としても三代目JSBとしてものし上がっていきたいです。

 理想としている形は、音楽の部分はこう、マネタイズの部分ではこう、eスポーツの部分はこうって自分の中で5つくらいに分けています。その中で、いろんな人を尊敬して勉強することを常に心掛けています。ビジネスマン、起業家、ゲームで上手い人、そういう人たちを尊敬して学んでいく。「日々勉強」という姿勢が自分を大きくしていると感じています。

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