ELLYはeスポーツでも日本代表。プロチームを設立し世界大会出場
アーティストとして活躍するELLY。eスポーツ界でも存在感を発揮
eスポーツタイトルで世界的な人気を誇る「フォートナイト」。全世界で2億5000万人のプレーヤーがいるフォートナイトは、100人が同じフィールドで戦い、誰が最後の1人まで生き延びられるかを競うオンライン・バトルロイヤルゲームだ。
2019年7月に初めてフォートナイトの世界大会「フォートナイト・ワールドカップ」がニューヨークで開催されたが、その中でもひときわ存在感を放っていたのが、三代目 J SOUL BROTHERSのELLYだった。ELLYはセレブリティーゲストとして参加。プロゲーマーと2人1組でコンビを組んで戦う「Pro Am」部門に出場し、総合27位となった。獲得した賞金の1万ドルは東日本大震災の義援金として寄付している。
ELLYはアーティストとしての活動に注目が集まっているが、フォートナイトの腕前もさることながら、自らプロeスポーツチーム「CrazyRaccoon(クレイジーラクーン)」を設立するなど、eスポーツ業界でも一目置かれている存在だ。なぜこれほどまでにeスポーツに力を入れているのか。直接話を聞いた。
――ELLYさんはアーティストとしてお忙しい身でありながら、ゲームの世界でも活躍されています。最近はどういったスケジュールで一日を過ごしているのでしょうか。
日々、不規則なスケジュールですが、優先順位は大体決まっています。まず三代目 J SOUL BROTHERSのプロジェクトを決めて、次にソロのプロジェクト。そして制作の仕事、楽曲制作や振付、リハーサル、ライブなどですね。これらがメインで、それ以外はフリーの時間。そこを何に割くかってことになります。
――フリーの時間帯をゲームに割いている、ということでしょうか。
以前はテレビを見たり、友達と遊んだりしていました。今は新型コロナウイルスの影響もあって、フリーの時間がまるまるゲームになっています。
コロナ禍の前は家にいること自体が少なくて、フリーの時間を何に割くか深く意識したことはなかったんです。でも今は仕事ができない状況が増えて、家にいる時間が多くなりました。もちろん家でも曲を書いたり歌詞を考えたりしていますけど、無駄にしている時間も多いなって気付いたんですよ。
その時間を有効活用しようと考えた時に、僕にとっては「成長を感じるもの」がよかった。それがゲームだったという感じです。
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