ソフトバンクホークスはeスポーツでも世界一を目指す。合宿所が超豪華 (2ページ目)
建物は南向きの斜面に建てられた瀟洒な洋館で、1階の木製デッキバルコニーには太陽光が降り注ぎ、館内には螺旋階段が設けられているなど、大富豪の別荘という印象だ。
ゲーミングハウスの玄関&ガレージ。斜面に建てられているため入り口が2階になる そもそも最近のeスポーツ大会はオンラインで開催されていて、練習も試合もすべてリモートで完結できるのだが、LoLのようにチームで対戦するゲームについては同じ場所で練習をするゲーミングハウスの存在が重要だという。
「LoLのようなチームスポーツは、必ず試合をした後にフィードバックがあります。その時に言い合いになって衝突することもときどきあります。オンラインでも練習は行なえますが、目と目を合わせて表情を近くで見ながら話し合うほうが、より深くコミュニケーションを取れてレベルアップを図るのに最適です。そのためLoLでは昔からゲーミングハウスで一緒にプレーするのが主流ですね」
サッカー日本代表でもワールドカップなどの大きな大会の前には数週間の合宿生活を行う。それは練習のみならず寝食も共にすることで密なコミュニケーションが生まれ、チーム力の強化につながるからだ。eスポーツのチーム競技でもまったく同じ論理だ。ただ、eスポーツの場合はそれにプラスして別の理由もある。
「選手は夜遅く寝るなど不規則な生活になることが多いので、そのせいで大会の日に会場に遅刻しまうという危険性があります。もちろんそうしたことは絶対に許されません。だから団体で行動して、そんなことがないように、マネージャーと選手が一緒に住むようにしています」
フィジカルスポーツの場合は、体の疲れを取る意味でも十分な休息を取るのが当たり前になっている。しかしeスポーツは、フィジカル的な疲れを感じることが少ない。そのため練習が長時間になることもしばしば。さらに不規則な生活にならざるを得ない事情もある。
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