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【男子バレー】アジア大会での飛躍を誓う後藤陸翔「常にA代表に入りたい」 (2ページ目)

  • 取材・文●市川忍 text by Shinobu Ichikawa

【ネーションズリーグで味わった悔しさ】

 そして2025年、初めて日本代表でプレーした。

 バレーボールネーションズリーグでは第二週のブルガリア・ラウンドに帯同し、スロベニア戦で途中交代。代表初出場を果たした。

 しかし相手の強いサーブに崩され、2本連続でサービスエースを取られて失点。すぐに交代を告げられてベンチに下がる、ほろ苦い代表デビューとなった。

「絶対に結果を残すぞという強い気持ちでコートに入りましたけど、現実は思い描いていたようにはいきませんでした。あの場面での"結果"が自分の実力。そこから目をそらさないように、と思いました。しっかりと受け止めるには時間がかかりましたけど......」

 東京グレートベアーズでは、守備的なアウトサイドヒッターとして活躍。もとよりディフェンスの評価は高かった。そのスロベニア戦を配信で見守った古賀は「僕ら(チームメート)も後藤自身も、もっとできると思っていたはず」と、後藤の心境に思いを馳せたが、それだけに本人が受けたショックは大きかったことだろう。

 そんなとき、真っ先に声をかけてくれたのが、同じアウトサイドヒッターの大塚達宣(パワーバレー・ミラノ)だったという。後藤が振り返る。

「僕がデビュー戦でよくないパフォーマンスをしたとき、その日の夜、すぐに声をかけてくれて『俺もデビュー戦はこんな風だったよ』って、フランクに話をしてくれました。普段からたくさん話をしてくれて、遠征先での練習後にカフェへ行ったり、散歩したりして、たくさん会話をしてくれましたね」

 大塚には海外でプレーすることの意義や、バレーボールへの取り組み方なども聞いた。自身への悔しさや先輩の優しさを感じるなど、「刺激になることばかりでした」と後藤は当時を回想する。

「時間をかけて現実を受け止めつつ、次へのバネにしていこうと思いました。あのときのプレーが自分の実力だと認めるしかありませんが、それを覆していくためにも、結果を残すしかないと感じています」

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