【男子バレー】「僕がブロッカーなら絶対に嫌」清水邦広が語るアジアMVP髙橋藍のすごさ 最年少でもチームを引っ張った強さの秘訣
清水邦広が振り返るアジア選手権 前編
9月に行なわれたアジア選手権で、男子バレー日本代表は優勝を果たし、ロサンゼルス五輪の出場権を獲得した。その戦いで見せた日本の強み、攻守でチームを牽引した髙橋藍について、かつて長く日本代表で活躍した清水邦広氏にあらためて振り返ってもらった。
攻守、メンタル面でも活躍が目立った髙橋藍 photo by Sunao Noto(a presto)この記事に関連する写真を見る
【日本代表の最大の強み】
――男子バレー日本代表がアジア選手権で優勝し、2年後のロサンゼルス五輪出場が決まりました。清水さんはどうご覧になりましたか?
清水邦広(以下、清水) まず、シンプルにすごいですね。ひと言で言うなら「強い」。ネーションズリーグから戦い続けて、アジア選手権の前にブラジルとの親善試合があり、練習試合もあった。その時の映像を見た時は、ちょっと疲れているのかなという印象でしたが、本番はまったくそんなことはなかった。「ピーキングがうまいな」と感じました。
――ネーションズリーグからここが進化した、と思うところは?
清水 全体的にクオリティが上がっていました。ネーションズリーグからずっといい状態で、ハイレベルのバレーボールをしてきて、アジア選手権でもそのレベルをキープした。それは当たり前のことではないし、なかなか難しいんです。選手個々では調子の良し悪しや浮き沈みがあったかもしれないですけど、チームとしてはずっとハイレベルだった。そのことだけでも、僕はあらためて日本代表のすごさを感じました。
――清水さんから見た日本の「強さ」とは?
清水 挙げ出すとキリがないぐらい、いいところがいっぱいあったんですけど、まずはディフェンスです。ただレシーブがいいということではなく、サーブからすべてがつながっているからこそ、日本の強みであるディフェンスがより生きていました。
特に今シーズンは、髙橋藍選手を筆頭に全員がいいサーブを打てていたので、相手を崩すことが多かった。そうなれば日本のブロックディフェンスが機能します。ブロックのポイントは少ないかもしれないですけど、リベロの山本智大選手はもちろん、アウトサイドヒッターの藍選手や、オポジットの西田(有志)選手など、ポジションに関わらずみんながいいレシーブをしていました。
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