検索

【男子バレー】堺ブレイザーズの山根大幸が振り返る"バレーにハマる瞬間" 中央大学ではライバルと「バチバチ」で成長 (2ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Yoshiyuki Komiya

【高校最後の試合で流した涙】

 長身のミドルとして活躍を始め、周りがあわただしくなった。11月には、春高の群馬県予選で優勝。その景色は特別だった。

「高校2年の時の、春高の県大会優勝はすごくうれしかったですね。『ハイキュー‼』に"バレーにハマる瞬間"っていう言葉が出てくるじゃないですか? 自分にとってその瞬間は、あの優勝だったと思っています。無我夢中で、どんなプレーをしたかは覚えていないんですが」

 12月にはU-18日本代表合宿に招集されたが、顧問の先生に呼ばれて資料を渡されても実感が湧かなかったという。同時期に修学旅行があって、費用を積み立てしていたことから親を含めた協議になり、先生に「どちらか好きなほうを選べ」と言われた。彼は、ユース代表合宿を選択した。

「場所はナショナルトレーニングセンターだったんですが、『ハイキュー‼』に描かれている絵のまんまでした。自分は早生まれで選ばれたんですけど、中学から日本代表だった選手たち同士で固まるから、怖くてオーラがあって話しかけられませんでした(笑)」

 高校3年の県大会は決勝で惜しくも敗れたが、青春を謳歌した。

「最後の大会で負けたあと、みんなで泣きました。普段は泣きそうにないチームメイトも涙を流していて、"お前も泣くんだな"って。今振り返ると、学生スポーツの醍醐味だったと思います。コロナ禍の無観客でしたが、負けて整列する前から泣いちゃっていたから、カメラマンに狙われたのか、ずっと映されてしまって(笑)。後日、周囲にめちゃめちゃいじられて恥ずかしかったですが、それも青春でしたね」

2 / 3

キーワード

このページのトップに戻る