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【男子バレー】大塚達宣が語る、ミラノの主力選手になったことでの変化 「強く、しつこくトレーニング」 (2ページ目)

  • 坂口功将●取材・文・撮影 text & photo by Sakaguchi Kosuke

 そのミーティングが終わり、仲間たちが部屋から出ていくと、大塚は監督のもとに向かった。そして「これから自分に何ができるか、どんなことで貢献できるか。もちろん自分でも考えますが、監督からもアドバイスが欲しいです」と尋ねたという。

「監督からは、『こういうことで頑張ってほしい』と提示してもらいましたが、『まずは治すこと。プレーオフで100%のパフォーマンスを出せるように。それだけを考えてくれたらいい。申し訳ないと思う必要はない』という話をしていただきました」

【"ケガの功名"でフィジカルが強化】

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 大塚はプレーオフに照準を定め、回復に努めた。そこでは「チームにいいエネルギーを与えること」を念頭に置いて行動した。プレーはできずとも、チームを勝たせたい思いは揺るがなかった。

 それと同時に、「もう絶対にケガをしたくない」という思いが大塚をかきたてた。

「まずはできる限り、周りの筋肉から強くすること。強く、しつこくトレーニングをしました。いざ復帰した時には、自分でも感じるくらいに体の筋肉が増していました。

 例えば、腹圧ひとつをとっても、以前は体の左右で違いがあったんです。同じエクササイズでも、右半身で支える時は力が入るけれど、左半身は少し弱い、といった具合です。ですが毎日、トレーニングを続けていたら、左半身も同じぐらい力が入るようになり、バランス感覚も高まりました。もうこれは現役生活を終えるまで、ずっと続けると思います」

 普段は、チームの全体練習が始まる30分前からアップの時間が設けられているが、大塚はそのさらに10~15分前にコートに姿を現し、腹筋を中心に体を引き締めるメニューに取り組んでいるという。まさに"ケガの功名"と言うべきか、ひとりのアスリートとして、体づくりへの意識と取り組み方を変えるきっかけとなった。

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