【男子バレー】西田有志「24時間じゃ足りないくらい」 バレー「探求」の旅は今年も続く (3ページ目)
「ブラジルは試合のセットによって、空調が変わるんですよ。映像だとわからないと思うんですけど、たとえば僕らの決勝のペルージャとの試合、1、2セットは追い風だったんですが、3セット目はチェンジコートしたら、レフト側からライトへの風に変わっていました。僕らがトスをあげると、ボールが2、3個ずれる。そこでの調整は難しくて、言い訳にしちゃいけないと思うし、そう思っているんですけど、"言い訳してもいいやろ"っていうくらい、ブラジルの環境はエグかったっす!」
最後、西田は明るく言った。彼はとことん考えてバレーをしている。もっと言えば、「バレーを生きている」に近い。実際、彼は「バレーしかしていない。24時間じゃ足りないくらい」と明かしている。
12月28日の2025年最終戦、ブルテオンはサントリーに0-3でストレート負けを喫した。西田は自らのフェイントが拾われ、スパイクを決められたあと、再びボールを呼び込んでスパイクを叩き込んでいる。コンディションが整わないなかでも自分をコントロールした成果は、これから出るだろう。
2026年も西田はバレーを探求し続ける。
著者プロフィール

小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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