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【連載】石川祐希が振り返る日本代表の変化と課題 「負けるべくして負けた」世界選手権と、キャプテンとしての来季の役割を語った (3ページ目)

  • 柄谷雅紀●取材・文 text by karaya masaki

――そして今季、最大の目標に掲げていた世界選手権。初戦のトルコ、続くカナダにも負けて1次リーグ敗退となってしまいました。

「負けたことに関してはもちろん悔しいです。ですが、『負けるべくして負けた』と思っています。結果が出てからの後づけになってしまいますが、かなりいい練習ができていたか、と言われると、そうではなかった。雰囲気がちょっと緩んでいたところもあって、それが試合に出てしまったと思います。そこに関しては、キャプテンの僕が詰めていかないといけなかったので、甘かったです」

【キャプテンとしてやるべきこと】

――大会では、世界の各チームも進歩している印象を受けました。日本がディフェンスを武器にして勝ってきたなかで、海外もディフェンスのレベルが上がっているように感じます。

「間違いなく各国のディフェンス力は上がっています。どのチームもボールを拾うようになってきたのは、試合をしているなかでも感じました。ただ、決して僕たちのディフェンスが悪くなったわけではない。今までと同じようなディフェンスができていましたが、そのあとの1点がこれまでのように取れていなかったり、ミスをしたり、シャットアウトを食らったり。世界選手権はそういったシーンが非常に多かったです。逆に、相手はディフェンスで上がったボールをしっかり決めていた。そういった差が大きく出たんじゃないかと思っています」

――世界の進歩というよりも、自分たちのプレーのクオリティが少し悪かった、ということでしょうか。

「両方ですね。僕たちの立ち位置も変わってきています。以前は僕たちが下に見られていましたが、"強い"と認められはじめたことで、思いっきりぶつかってくるチームが増えてきました。特に(世界選手権で戦った)トルコやカナダからはそんな気迫を感じました。逆に僕たちは、受け身になってしまった。アグレッシブさが欠けていた。相手が乗ってきた時に、跳ね返すだけの力がありませんでした。こちらも、もっと質を高めてくことができたと思います」

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