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【連載】イタリア11季目の石川祐希は「スタメンにこだわらない」 誕生日を目前に30代の目標も明かした (3ページ目)

  • 柄谷雅紀●取材・文 text by karaya masaki

――石川選手はあまり気にしていないと思いますが、12月11日で30歳になりますね。コンディション面など、何か心がけていることはあるのでしょうか?

「もちろん、年齢にはとらわれないようにはしていますが、事実として年を重ねれば重ねるほどその影響も出てくるので、気を使わないといけないと思っています。かといって、30歳になるから体が動かなくなってきたかというと、そうではない。試合中の動きの感覚もいいと思います。20代後半と同じような動きやパフォーマンスをいかに出し続けられるかを、30代の目標にしようと思っています。変わらずに、トップを走り続けていきたいですね」

――イタリアでのリーグで考えると、石川選手は今季で11シーズン目になりますね。

「だんだんと結果が出るようになってきたので、それを継続していきたいです。今年は5つの大会で勝ち続けたいし、それに貢献し続ける選手になりたい。簡単なことではないですけど、それが可能なチームにいますし、どんどんトライしていきたい気持ちは変わらないですね」

【プロフィール】

◆石川祐希(いしかわ・ゆうき)

1995年12月11日生まれ、愛知県出身。イタリア・セリエAのペルージャ所属。星城高校時代に2年連続で三冠(インターハイ・国体・春高バレー)を達成。2014年、中央大学1年時に日本代表に選出され、同年9月に代表デビューを飾った。大学在学中から短期派遣でセリエAでもプレーし、卒業後の2018-2019シーズンからプロ選手として同リーグで活躍している。2021年には日本代表のキャプテンとして東京五輪に出場し、29年ぶりに決勝トーナメントに進出。2024年のパリ五輪でもキャプテンとしてチームをベスト8に導いた。

公式X:@yuki14_official>> 公式Instagram>>

著者プロフィール

  • 柄谷雅紀

    柄谷雅紀 (からや・まさき)

    スポーツ記者、ライター。1985年生まれ、大阪府出身。筑波大男子バレーボール部で全日本大学選手権など多くの大会で優勝した。卒業後の2008年から大手新聞社で事件や事故、裁判の取材を経験。転職した2013年からスポーツの取材に携わる。2018年平昌五輪、2021年東京五輪、2022年北京五輪を始め、多くの競技を現地で取材している。@masaki_karaya

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