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【女子バレー】倉田朱里が振り返る、初めて石川真佑に会った時の感動「すごい経験をさせてもらったんだな」 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

 しかし石川とは、不思議と一度も対戦したことがない。

 倉田は石川らとともにU18アジア選手権で優勝。石川はその後のU20世界選手権にも出場し、チームを初優勝に導いてMVPとベストアウトサイドヒッターに輝いた。

「真佑は今や全日本のキャプテンですし、『すごい経験をさせてもらったんだな』って思います。イタリアでの活躍もすごいし、当時を思い出しながら、『友だちになれて光栄だな』って思ってます」

 倉田は筑波大学で結果を残し、卒業後に入団したAstemoリヴァーレ茨城でも多くの試合に出ているが、「また石川と代表で」とは安易に言わなかった。

「代表は目指したいですけど、代表に選ばれている選手たちはそれぞれ理由があると思っています。だから、自分もそれをつかんでいかないといけない。代表に選ばれるには技術、安定性を身につけるのが必要。代表に行きたい、というよりも、その過程の部分が大事だと思っています」

 セッターである倉田には、頭のなかで思い描いている戦略があるはずだ。

「目立たないけど、勝敗を決めるのはセッターだと思うんです。スパイカーを生かすのが、いいセッター。でも、セッターは一人ひとり違う。同じ"レフト平行"のトスにしても、ボールタッチまでのタイミングや姿勢など、すべて違います」

 倉田が追い求める世界に辿り着けるなら、それは、石川のいる場所につながっているはずだ。

(後編:倉田朱里が好きなキャラは、同じセッターの孤爪研磨「私もこんなに俯瞰でバレーを見られたら」>>)

【プロフィール】

倉田朱里(くらた・しゅり)

所属:Astemoリヴァーレ茨城

2000年11月22日生まれ、東京都出身。169cm・セッター。母の影響で小学校3年からバレーを始める。駿台学園高校時代にU18日本代表に選出され、U18アジア選手権の優勝に貢献。筑波大学を経て、2023年に日立Astemoリヴァーレ(現Astemoリヴァーレ茨城)に入団した。

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