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【男子バレー】ペルージャが実力の差を見せつけてサントリーに連勝 中心には石川祐希の姿が (2ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki

【「海外に出たほうが得られるものは多いとは思います」】

 しかし、欧州王者は試合中にアジャストし、徐々に調子を上げていった。2セット目は16-18と追いかける展開も、そこから石川のサービスエースでリベロの小川智大を潰して逆転に成功。25-21と逆転し、セットカウント1-1とした。

 石川自身、まだ調子を上げている過程だったが、勝負どころの強さを見せた。試合の潮目となる瞬間に輝けるか。それこそ、彼が海を越えて身につけてきたたくましさだろう。

 フィリピンで開催された先の世界選手権最終戦のリビア戦後、石川はそう説明していた。

「やっぱり海外でやっていると、"ひとりでも戦える選手"になるので。ストレスがかかる環境のなか、たとえば言葉が通じなくても自分のパフォーマンスを出さないといけないですから。日本は自分の国だから生活はしやすいし、ストレスなくプレーできる。それはのびのびと戦えるという利点ですけど、ギリギリ限界を超えていく環境のほうが、成長はできると思っています」

 石川は誰よりもバレーの研鑽を積んできた。それが強さの厚みにつながっている。懐の深さというのか。

 今回のサンバーズ戦も3セット目は拮抗した展開だったが、デュースから26-24とセットポイントとなるサービスエースを、石川が再び決めた。

「日本代表の選手が、対戦相手にいるのは新鮮でした。サーブは5番(バックレフト)に打ってミスが出ていたんで、監督からも『1番、6番を狙って流れを掴んではどうか』と途中から言われていたので、狙いを変えました。それが結果、髙橋選手や小川選手を狙っているように見えたかもしれません」

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