【男子バレー】イタリア人記者が見た世界バレーの日本代表 「再出発のために必要なことは?」 (3ページ目)
確かに、今回のこの結果は誰も予想していなかった。「この悔しさをバネに、今後待ち受けるより重要な戦いへ跳躍しないといけない」と、石川は強調する。
まずは2026年に予定されているアジア選手権だ。そのためにはまさに今、何がうまくいかなかったのかを真剣に検証しなければならない。2025年の出来事が"成長段階にありがちな単なるアクシデント"とみなされるためにも。
特にこれからの2年の試合は、ロサンゼルス五輪への出場権をかけた戦いとなる。まだ正式発表はないが、五輪の出場権は次のように配分される見込みだという。2026年の各大陸選手権の優勝チーム、2027年世界選手権(開催地はポーランド)の上位3チーム、最後に世界ランキング上位の残り3枠。つまり五輪に出場するためには、日本は常にバレーボール界の最高峰にいなければならない。世界の強豪への仲間入りを逃がすわけにはいかない。
だからこそ、この失望を未来への野心に変えなくてはならないのだ。
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