今季SVリーグ男子で活躍した外国籍選手5人 発揮した「世界最高峰」のパフォーマンス (2ページ目)
ミゲル・ロペス(大阪ブルテオン)
この記事に関連する写真を見る そのニミルと並んで「レギュラーシーズンベスト6」入りを果たしたのが、アウトサイドヒッターのミゲル・ロペス(キューバ)。「自身のディフェンス力を向上させるため」に今季から大阪ブルテオンに入団すると、同じアウトサイドヒッターのトーマス・ジェスキー、リベロの山本智大とサーブレシーブの関係性をしっかりと構築する。そこから自らも積極的に攻撃へ参加し、両サイドに加えてセンターエリアからのバックアタックと、どこからでも強烈なスパイクを浴びせた。
さらにサーブは、試合の勝負がかかった場面で鋭さに磨きがかかり、豪快かつ鮮やかに得点を奪ってみせた。チームメートやファンからは「ミキ」の愛称で親しまれ、試合前にはまさにキューバといった陽気な立ち居振る舞いで、チームのムードを盛り上げた。
数々の名プレーヤーを輩出してきたキューバ代表ではキャプテンを務める。また、来日する前にプレーしていたブラジルの強豪・クルゼイロ在籍時には世界クラブ選手権で優勝を果たした実績を持つ。そうした豊富な経験を、このSVリーグでも存分に発揮。
「レベルの高い試合が続き、どのチームにも強力な選手が海外から来日しました。そこでは自分たちも勝利するために毎日、努力しています」とはロペスの言葉だが、まぎれもなく彼自身がその"強力な選手"のひとりだった。
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