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【ハイキュー‼×SVリーグ】アランマーレ山形の赤星七星が語る『ハイキュー‼』のセッターたちの魅力と「燃え尽きた」大学時代 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

――印象に残った名言は?

「烏野の田中(龍之介)の『ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか』ですね。自分に重ね合わせるというか......天才ではないから、試合に出られなかったり、負けたりって時に感化されて、『上を向かないとな』ってなります」

――好きなキャラクター、ベスト3は?

「1位は烏野のツッキー(月島蛍)です! クールな感じと、プレーが性格悪いところも(笑)。2位は影山。自分にはない、強気なプレーができるセッターなので好きですね。最初は独裁的というか、強気が悪いほうに出ていたところから成長する物語もいいですね。3位は及川。烏野戦はコート上の監督感があり、カッコいい。自分もゾーンに入った時は、そうなりたいなって」

――ベストゲームは?

「さっきも話した、烏野vs青葉城西です。やっぱり、セッターの攻防が見どころですね。その試合でもありましたが、ツーアタックを決められるとムカつくんですよ(笑)。自分目線では、相手をノーマークにした時が最高です!」

(第49:日向翔陽の「低身長ミドル」の戦い方に共感するアランマーレ山形の伊藤摩耶 武器は朝練100本で磨いたサーブ>>)

【プロフィール】

赤星七星(あかほし・ななせ)

所属:アランマーレ山形

1995年1月7日生まれ、熊本県出身。175cm・セッター。小学4年時に、先生に誘われてバレーを始める。鹿屋体育大学4年時に全日本インカレを制した際にはセッター賞を受賞した。大学卒業後、一度は教員になるも、2年後にクラブチームに入団。2023‐24シーズンからアランマーレ山形でプレーしている。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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