男子バレー・柳田将洋が完全復活へ。
東京五輪に向けてドイツで成長 (3ページ目)
――チームはリーグと並行して、ヨーロッパ各国のリーグのトップチーム(32チーム)で争う「チェブカップ」も戦い、昨年12月中にベスト8進出を決めましたね。
「ヨーロッパ各国の上位のチームと対戦できるチャンスはあまりないですし、そこから得られるものも多いです。ドイツ以外のヨーロッパのチームと試合をして、その力を肌で感じることは、代表での試合を考えても意味のあることだと思います。また1月の下旬からカップ戦の試合も再開されますが、そちらでもしっかり結果を出せるようにしていきたいです」
――現地でリーグの試合を見ると、常に柳田選手を撮影するテレビカメラが印象的でした。ドイツで柳田選手は「日本のスター」として扱われているようですね。
「なぜそういうことになっているかは、わからないです(笑)。『日本人選手の僕が珍しいのかな』と、あまり気にしないようにしています。もちろん注目してくれることはうれしいですけど、個人的にはスターとは思ってないですし、名前が先行しないよう気を引き締めていこうと思います」
――現地に応援に来る日本人のファン、日本から応援しているファンもたくさんいます。
「本当に多くの方が現地まで来てくれますし、こっちの試合を映像で見てくれている日本のファンもたくさんいて、さまざまなメッセージまでいただけることは『アスリートとして幸せだな』と実感しています。いいプレーや、勝利という結果で恩返しをしていきたいです。みなさんの応援をモチベーションにして頑張っていきます」
――東京五輪も見据えた、今後の目標を聞かせてください。
「(2016年の)リオ五輪は出場権を獲得できず悔しい思いをしたので、その分、東京五輪で結果を残したい気持ちは強いです。そのために、まずはリーグでコートに立ち続けることが大切。そこで活躍し、存在感を高めていければ、海外勢と戦える力が自ずとついてくると思っています。そして、あらゆる世代の選手が融合しつつある日本代表を、さらにいいチームにしていきたいです」
■柳田将洋による映像コンテンツ配信サービス「The Moment」
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