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ビーチ坂口佳穂の素顔。「海外には、
必ずサバ缶を持っていきます」 (2ページ目)

  • 小崎仁久●取材・構成 text by Kosaki Yoshihisa
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

――大学では政治を学んでいたそうですが、卒業論文はどういったテーマでしたか。

「『戦後日本のスポーツ行政』です。スポーツ庁も簡単にできたわけではなく、時代の流れやスポーツの価値観が変わってきた結果、というものです。

 そうしたテーマに取り組んでみて、最終的には『スポーツって、いいな』と改めてその魅力に気づかされました。地域の活性化などを含めて、スポーツからいろいろな可能性が見出されることは、面白いし、素晴らしいことです。将来的には、そういった仕事に関われたらいいんですけど......かなり難しいですよね?」

――ところで、ビーチバレーボールを始めるきっかけは、高校3年生のときに実際に試合を見てから、と伺いました。

「はい。最初は『わぁ~、カッコいい!』『私もあんなふうになりたい!』と思って始めました」

――それから今、プレーヤーとなってビーチバレーボールに対する思いは変わりましたか。

「試合をして、勝っているときは、超ぉ~楽しいです。当時の私が、今プレーしている私を見て、『カッコいい!』と思うかどうかはわかりませんけど......(笑)。

(ビーチバレーボールは)プレーヤーも楽しめるし、見ている人も楽しめる競技ですが、海外に比べると日本ではマイナースポーツなので、ちょっと寂しいです。もっと盛り上げるにはどうしたらいいんだろう?って、いつも考えてしまいますね......。もう社会人になりましたし、ビーチバレーを広めるためにできることが、自分にもたくさんあるのかな、と思っています」

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