2018.05.10

ビーチバレー坂口佳穂、顔面タンコブ
負傷のまま、気迫のツアー初優勝

  • 小崎仁久●文 text by Kosaki Yoshihisa
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

「お台場でしっかり優勝することができて、とってもうれしいです!」

 坂口佳穂(22歳/マイナビ)の笑顔がはじけた。

 マイナビ・ジャパンビーチバレーボールツアー2018 第2戦・東京大会(5月3日~5日/お台場海浜公園)において、坂口と鈴木悠佳子(30歳)のペアはこれまで打ち破れなかった”壁”を突破してベスト4入りを決めると、その勢いのまま駆け上がっていって表彰台のてっぺんに立った。

ツアー第2戦の東京大会で優勝を飾った鈴木悠佳子&坂口佳穂ペア 坂口にとっては「絶対に負けたくない」大会だった。

 過去最高の成績は5位タイ。ホステスプロとして3年目を迎える今年は、それ以上の結果を残したいと思っていたし、同時にツアー初の4強入りを果たして、今シーズンへの弾みもつけたかった。

 ただ、それ以上に大きかったのは、国内の有力チームが同時期に行なわれたワールドツアーへ軒並み参戦したため、第1シードを与えられたこと。4強入りどころか、ツアー初優勝の期待まで膨らんで、そんな周囲の期待に応えたい、応えなければいけない、という気持ちが何より強かった。ホステスプロであれば、なおさらである。

 初日、2日目と大きな重圧を感じながらも、坂口&鈴木ペアは予選プール戦2試合を完勝。プールA1位で決勝トーナメントに駒を進めて、準々決勝も難なく勝ち上がった。