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石川祐希、録画した『逃げ恥』を
見るよりイタリア挑戦が待ち遠しい (3ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  松永光希●写真 photo by Matsunaga Koki


――2シーズンぶりのセリエAですが、抱負をお願いします。

石川 前回は初めてだったし、セリエAの中でもすごく強いチーム(モデナ)に行ったので試合に出られず、実績も残せなかった。モデナはイタリアやヨーロッパの代表選手がたくさんいて、あの当時は出場するのが難しかったかもしれない。でも、今はワールドカップやOQT(オリンピック世界最終予選)、ワールドリーグ、海外遠征といろいろ経験してきたので、その成果を発揮することがまず第一かなと。どれくらいできるか、自分の肌で感じることもそうですし、新しいことをひとつでもふたつでも見て、体験してくることができればいいですね。

現在、大学3年生の石川祐希。そろそろ今後の進路も気になるところ現在、大学3年生の石川祐希。そろそろ今後の進路も気になるところ
――中垣内祐一さんが全日本の次期監督に就任しました。新監督のことは、どれくらい知っていますか?

石川 全然プレーとか見たことがない。堺ブレイザーズの部長さんなので、ちょっとお話したことはありますけど、詳しく知っているわけではないですし、どういうチーム作りをしていくのかもわからないです。でも、そんなことは気にせず、選手はしっかり上の目標を持って、やっていきます。

――卒業後の進路はどう考えていますか?

石川 まだ(プレミアチームを持っている)企業の話を聞いている段階です。イタリアにも行きますし、柔軟な発想でやっていければいいかなと思います。

――9月に発表された新リーグ「スーパーリーグ」構想についてはどう思います?

石川 バスケもプロ化という流れになったので、それに続くとなると、やっぱり(体育館の使用などは)バスケが優先されるのかな。でも、スーパーリーグになると、選手はチームと契約することになるじゃないですか。企業に(社員として)入ると、海外に出してくれる、くれないという話で揉めたりしますよね。

 自分はやっぱりバレー選手も海外に出た方がいいと思うんです。国内だったら、いつでもできるので、(若いうちに)いろんな経験をしておくのはすごく重要ですし、決してマイナスにはならない。プロとなると契約期間がきっちり決まるので、移籍とかも可能になりますよね。そういう部分についてはすごくよいのかなと思います。

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