【バレー】創部84年目の初優勝へ。JT栗生澤GMのチーム掌握術 (6ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari
  • 木村正史●写真 photo by Kimura Masashi

  この先、上位6位(ファイナル6)のチームが1回戦総当たりを行ない、その最上位が優勝決定戦に進出。2位、3位がファイナル3に進み、対決する。その勝者が1位チームと優勝決定戦を行ない、勝ったチームが優勝。

 序盤から首位を走ってきたJTだが、終盤にサントリーに1度抜かれ、最終日のサントリー戦では2セットとって、首位は確定したものの、フルセットの末敗れている。

 今季からサントリーで指揮を執るジルソン・ベルナルドは、パルシン監督時代に、3度あった優勝の機会を全て阻んだサントリーの元大エースなのだ。今度こそ、ついに初優勝が実現するのか、それともまたしてもJTの優勝をジルソンが打ち砕くのか。JTから移籍したイゴール選手がリーグ最多得点をたたき出す豊田合成や、最終日に入れ替え戦行きから一転5位まで復活した堺の勢いも侮れない。3月1日から始まるファイナル6は、初戦から熱い戦いとなりそうだ。

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