2015.02.03

【男子バレー】全日本・石川祐希がイタリアで日々、成長中

  • 中西美雁●文・写真 text & photo by Nakanishi Mikari

石川祐希・イタリア武者修行インタビュー(前編)

 日本男子バレー界、期待の新星・石川祐希(※1)。星城高校時代にはインターハイ・国体・春高の3冠を2年連続で成し遂げた原動力となり、昨年、中央大学に進学。全日本シニアにも選出され、秋に行われたアジア大会でも主力として活躍し、準優勝に貢献した。その石川が大学に籍を残しつつ、イタリアセリエAの強豪モデナに留学中だ。

※1石川祐希 191cm/レフトアタッカー 1995年12月11日生まれ。愛知県岡崎市出身。2014年中央大学に入学。春リーグ、大学インカレで優勝しMVP受賞。東京五輪に向けた強化指定選手「Team CORE」のメンバーでもある。

チームオフィスでインタビューに応じてくれた石川祐希

 モデナはセリエA1(※2)で11回のリーグ優勝経験があり、先月、コッパ・イタリア決勝でも勝って、11回目の優勝を果たした強豪だ。ここ数年リーグでは優勝争いから後退していたが、今季はフランス代表のヌガペット(レフト)、セルビア代表のペトリッチ(レフト)、コバチェビッチ(レフト)、イタリア代表ロッシーニ(リベロ)らをブラジル代表のブルーノ(セッター)が司令塔として率いてリーグで首位を走り続けている。日本での実業団を経験する前にセリエデビューを果たした石川に、イタリアでの経験やワールドカップ、リオ五輪への思いを聞きに、現地へ飛んだ。

※2 セリエA1は13チームで構成され、10月から4月までリーグ戦が開催される。長らく他を寄せつけない世界トップのプロリーグだったが、近年はロシアやトルコの経済発展により1強状態からは変化している。しかし、各国代表クラスがしのぎを削るトップレベルのリーグであることに変わりはない。

――昨年の全日本の始動記者会見や大学の春リーグで、「海外で憧れの選手はいますか?」と聞いたときに、海外にはあまり興味がなさそうな反応でしたが、その後、留学を決断した理由は?

石川 海外に興味がないというか、その頃は全然海外の選手のことを知らなくて。試合の映像などもあまり見ないので。どちらかというと、見ることより、自分がバレーをやることの方が好きだから。でも、話をもらったときに、セリエは日本よりもレベルが高いし、そこでプレイする経験は滅多にできないし、プラスの事が多いのではないかなと思ったので決断しました。