2015.02.04

【男子バレー】タフになった19歳・石川祐希。「リオでメダルを」

  • 中西美雁●文・写真 text & photo by Nakanishi Mikari

石川祐希・イタリア武者修行インタビュー(後編

 イタリア・セリエA1の強豪モデナに、3ヶ月の期限付きで留学中の全日本代表・石川祐希(※)。星城高校(愛知県)時代にはインターハイ・国体・春高の3冠を2年連続で成し遂げ、昨年は全日本代表として、アジア大会で大活躍と順風満帆の選手生活だったが、こちらではベンチを温める日々が続いていた。インタビュー・後編では、海外でプレイすることの重みや葛藤、そして、今年9月日本で開催されるワールドカップ、来年のリオ五輪についての抱負を語ってもらった。
(前編はこちら>>)

※石川祐希 191㎝/レフトアタッカー 1995年12月11日生まれ。愛知県岡崎市出身。2014年中央大学に入学。春リーグ、大学インカレで優勝しMVP受賞。東京五輪に向けた強化指定選手「Team CORE」のメンバーでもある。

爽やかな笑顔で、取材に応じてくれた石川祐希

 日本のバレー選手で初めて海外に挑戦したのは、1995年、日立の解雇騒動に揺れた大林素子と吉原知子。当時の協会の規定では、所属が日本国内のチームでなければ、全日本には選出されなかった。2002年に加藤陽一が海外でプレイするために協会と交渉し、規定は変わった。しかし、植田辰哉監督の時代は、全日本選手が海外に行くことは望ましくないとされ、反対をおして挑戦した選手は代表を外された。石川がモデナでの留学が決まった後もアジア大会に主力として出場できたのは、監督が替わったからでもある。そのあたりをどう思うか尋ねると、石川は少し考えながら答えを口にした。

石川 自分はこういう体験が初めてで、以前の日本バレー界をよく知らないので、何とも言えません。Vリーグの選手も年齢の近い人しかわからないし、自分がやることにしか興味を持っていないので。でも、今ここに自分がいるのは、たくさんの人が協力してくれたり、良い悪いどちらにしろ、アドバイスをくれるので、そのことは踏まえています。ただ、最終的にやるのは自分。決めたからにはしっかり最後までやりきりたいですね。