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大坂なおみ、2回戦も優位は揺らがず。初戦で見せたトッププレーヤーの勝ち方 (3ページ目)

  • 神 仁司●文 text by Ko Hitoshi
  • photo by AFLO

 今、大坂が自らのモチベーションを語る姿には、今後テニス史にその名を残すチャンピオンの風格が感じられるようになってきた。

「自分が現役である限り、できるだけいいプレーをしたいです。自分のテニスキャリアがものすごく長いとは思いませんけど、もちろんすべての大会で勝ちたい。みんながグランドスラムに向けてギアを上げていきますが、自分もそうでありたいです。現役の間は、いい時間を過ごしていきたいですね。それが私のモチベーションと言えるのではないでしょうか」

 もはやランキングを追いかけたりはしない。自分ができる限りの力で毎試合を戦い、あくまでポイントを地道に積み重ねた先に到達できるのが世界ナンバーワンの座だと捉え、泰然自若の姿勢を貫いている。

 2回戦で大坂は、キャロリン・ガルシア(43位、フランス)と初対戦する。サーブとフォアハンドストロークが強力な選手だが、パワーとスピード勝負なら、大坂の優位は揺らがない。

"チャンピオンたる心構え"を身につけつつある大坂なおみを倒すのは容易ではないだろう。

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