ジョコビッチ失格時は昼寝中。
泰然自若の大坂なおみが戴冠へ前進 (3ページ目)
遅く始まった試合への適応力。そして、前回の対戦を踏まえたうえでの作戦立案と実行力。年齢では2歳下回る大坂が、2度のグランドスラム優勝の実績と貫禄を示した勝利でもあった。
ただ、完璧に近く見える試合内容にも、当の大坂は「リターンの時、決めるべきボールでミスがあった。もっと練習し確実に修正しなくては」と、自分に厳しい。
これまでは意図的に避けていたように見える「優勝」という言葉にも、「決勝に行き、トロフィーを手にしたい。そのために私はここにいる」と、向き合うことを恐れなかった。
種々のプレッシャーや注視も正面から受け止めて、2年前の女王が、2度目のUSオープン戴冠にピタリと照準を定めている。
3 / 3