コロナ後の展望。テニス選手会会長が語る「国内プロリーグ」の可能性 (3ページ目)
そのほかにも、エキシビションマッチや公開練習会などのアイデアもあったというが、情勢が日を追うごとに悪化するなか、いずれも実施は不可能となる。先行きがあまりに見えないこの状況下では、まずは日々実現可能な事象や課題に向き合うのが現状だ。
それでも選手会として、ポジティブな側面もある。多くの選手が広い視野を持ってテニス界の未来を考えるようになったため、意見交換が活性化し、組織としての一体感やモチベーションが高まったことだ。
選手会のメンバーでつなぐ、ソーシャルメディアでの「チャレンジ・リレー」も、そのひとつ。
「錦織が(チャレンジ・リレーに)協力してくれたこともあり、メディアでも取り上げられ、露出や選手会への取材も増えました。注目度は高まっているし、そういった意味で、今は選手のみんなも選手会の活動に熱心になってきた状態ではあります。電話ミーティグでも、今後のことや全日本選手権のことなど、普段はできないテニスの討論などをしていますから」
3 / 6