松岡修造が望月慎太郎を語る
「プレーはジョコビッチタイプ。武器は...」 (4ページ目)
今後、プロを目指していくだろう望月には、早めにジュニア大会を卒業して、プロの大会でどんどん武者修行していってほしいと松岡氏は願っている。
「ジュニアだと相手がミスしてくれるんですよ。それだと自分のフォアを直さないでいいという気持ちになってしまう。プロになってから、いろいろ言われるようになれば、早い段階で修正していくことになるはずです。2~3年はかかると思うけど、違う慎太郎になれた時は、今までにないオールラウンダーで、すごく攻撃的でプラスメンタルの強い日本人選手になれるし、本当に世界のトップ選手になれる可能性は十分秘めていると思います」
盛田氏も、望月が秘める大きな可能性を信じつつ、厳しさと優しさを含んだ双眸で見守る。
「(望月がトッププレーヤーに)もちろん私はなれると思っていますけど、それは、彼のこれからの努力次第です」
果たして、松岡氏と盛田氏が期待を寄せる望月の可能性はどこまで広がっていくのだろうか。プロとしての結果を求めるには、まだまだ時間を要するが、若き少年の挑戦はすでに始まっている。
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