大坂なおみを襲った突然の痛み。
引きずる左足で全米OPは大丈夫か (3ページ目)
事実、失意の会見すらも進むにつれ、彼女は「やるべきこと」を、時にユーモアを交えてこなしていく。
今、もっともやりたいことは何かと問われた時も、「すぐに会場から去ること。それはクルマの後部座席で泣くからではなく、やるべきことがたくさんあるから」と答えると、いたずらっぽい笑みを浮かべて、こう続けた。
「もちろん、あなたたち(メディア)を軽視しているわけではないわよ」......と。
上昇気流に乗りかけたなかで遭遇したハプニングが、ショックでないはずはない。
ただ、その失意のなかでも世界1位が示したのは、この経験から何かを学び、次につなげようとするひたむきな姿だった。
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