2018.10.23

大坂なおみ、サーブが入らず嘆き。
「満足できる今季」へ次戦が正念場

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

最後はメンタル面にも疲れが出てきてしまった大坂なおみ 1972年から始まった女子プロテニスワールドツアー最終戦では、長年続く歴史の中で、大会最多8回優勝のマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)をはじめ、5回優勝のセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)やシュテフィ・グラフ(ドイツ)、4回優勝のクリス・エバート(アメリカ)といった錚々(そうそう)たるメンバーが、現代テニスの歴史の縮図と言えるようなこの大会に、チャンピオンとしてその名を刻んできた。

 日本女子では、伊達公子(1994、95、96年)と杉山愛(2003年)が、シングルスで出場したが、それ以来、15年ぶりとなる日本勢の出場を大坂なおみが果たした。

 シンガポールで開催されるWTAファイナルズは、シーズン年間成績上位8人だけがプレーを許されるエリート大会で、いわば年間王者決定戦だ。通常のトーナメント方式と異なり、ラウンドロビン(総当たり戦、以下RR)方式で行なわれる。8人を4人ずつの2グループに分け、RRでは1人3試合戦う。各グループの成績上位2人が準決勝に進み、Aグループ1位対Bグループ2位、Bグループ1位対Aグループ2位の組み合わせで試合をして、それぞれの勝者が決勝進出となる。

 獲得できるランキングポイントも大きく、RRで1試合勝つごとに250点を得ることができ、もし全勝優勝なら最大1500点を獲得できる。

 そして、伊達と杉山と決定的に異なるのは、大坂が、日本人女子初のグランドスラムチャンピオンとして、WTAファイナルズに臨むという点だ。