「テニスをもっとメジャーに!」
美女プレーヤー加藤未唯が熱く叫ぶ (5ページ目)
加藤 小学校の後半にはプロになりたいと思っていましたし、中学でも変わりませんでした。高校生になって、ある程度の成績があって、申請すればプロになれるという仕組みがわかったのが一番大きかったです。そして、やっぱりグランドスラムに出たかったので、プロになるんだろうなと思いましたね。
――ジュニア時代からプロになった現在まで、一緒に戦ってきた同期の"1994年組"の存在とは、加藤さんにとってどういうものでしょうか。
加藤 私はジュニア時代からわりと早くITFの大会や、グランドスラムの予選に出たので、自分よりひとつ、ふたつ上の先輩選手と一緒になることがあったんですけど、彼女たちには同期が1~2人しかいないというのを見ていました。自分たちの代には7人もいたので、お互いすごく刺激をもらえた。いないよりは、一緒に頑張った方がいいに決まっているので、存在は大きかったですね。
今、竹内映二さんのラボ(みんなのテニス研究所・兵庫)で練習していて、そこには(日比野)菜緒(WTAランキング97位)がいて、ランキング的にも彼女が引っ張っている感じで、そこに早く追いつきたいというのもありますし、彼女とならつらい練習も乗り越えていける。だから、他の"94年組"よりも、菜緒と一緒に上へ行きたいといちばん思います。
――尾崎里紗さん(119位)、日比野さん、穂積さん(169位)は、女子国別対抗戦フェドカップ日本代表にすでになりましたが、加藤さんは日本代表にいつか入りたいという思いはありますか。
加藤 その思いは、かなり強かったです。でも、ジュニアの時、フェドカップ代表に選ばれたんですけど、サッカーと違って誰にも全然知られていない。一般のフェドカップ日本代表(サッカーでいうA代表)でも、日本だとサッカーとは比べものにならないほど注目度が低くて差がありますね。
でも、やっぱり日本代表って経験したいですし、国のために戦うって、すごい気持ちのいいことだと思う。23歳になっても呼ばれないので、選ばれないのかなという不安はあります。2020年の東京オリンピック出場には、フェドカップ出場経験が必要なので、やはり気にします。
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