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「テニスをもっとメジャーに!」
美女プレーヤー加藤未唯が熱く叫ぶ (4ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi

 もしグランドスラムが世界選手権だったら......ピンとくるのかもしれないですね。知っていてもウインブルドンだけとか。4大メジャーとして、野球は、日本でメジャースポーツなので、国内試合でもたくさん取り上げてもらって、うらやましいなと思う。

――話題を変えますが、8歳の時に、どんなきっかけでテニスを始めたんですか。

加藤 私はちょっと特殊で、家族は誰もテニスをやっていませんでした。当時の家が小学校の目の前にありまして、学校は8時半始まりなんですけど、7時半に登校していたんです。教室でボーッとしていたら、陸上部の顧問をしていた担任の女の先生から、一緒にどう?と言われて、次の日から小学5~6年生が走っている中に入った。体格差がある中でも、私、足が速かったんですよ。

 その後、理由は定かではないんですが、なぜか担任の先生に「テニスか、スノボをしたらどう?」と言われたんです。それで私が母に相談したら、「スノボは危ないし、冬しかできないから」と母が言って、テニスをやってみよう、と。それがきっかけです。兄と一緒に東山テニスクラブ(京都)に行きました。

 テニスは見たこともやったこともないスポーツでしたけど、楽しかったですね。まずフォアを習ったんですけど、その次にバックで、「左側でも打つの?」というレベルだったので。最初は週に1回(のレッスン)だったのが、だんだん増えていってはまりましね。

 当時、私の体が小さくて、ラケットが重たかったんで、最初はフォアが両手打ちだったんですけど、だんだん窮屈になって、勝手に片手打ちに変えてました。ちっちゃい頃から足は速かったですね。(現在の)日本の現役女子選手全員で、1回競走してみたいですね。たぶん誰にも負けないですよ。

――テニスを続ける中で、なぜプロテニスプレーヤーになろうと思ったんですか。

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