2018.01.10

美女テニスプレーヤー、加藤未唯が
ツアー準優勝を果たした昨季を語る

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi

加藤未唯インタビュー 前編

「優勝というものがイメージできるようになった」

 加藤未唯(みゆ)は2017年に、WTAシングルスランキングを年初の182位から126位に上昇させてシーズンを終えた。その上昇の過程には、シングルスでグランドスラム初出場を果たしたり、WTAツアー大会で初めて決勝進出するなど、世界の舞台で、加藤は確かな足跡を残してみせた。

 まず、インタビュー前編では、シングルスに関して、2017年シーズンの成長、躍進を振り返ってもらった。

トップ100入りも見えてきた加藤未唯
――2017年2月のWTAクアラルンプール大会では、予選を2回勝ち上がって、本戦1回戦で、第2シードのカルラ・スアレスナバロ(25位、スペイン)に、2-6、6-1、6-3で逆転勝ちました。ツアーレベルでは、2016年8月のWTA南昌(ナンチャン)大会(中国)での初戦突破以来の勝利でした(ツアー本戦マッチ3勝目)。加藤さんが当時201位で、破った対戦相手の中では最高位の選手でしたが、振り返って何がよかったと思いますか。

加藤未唯(以下、加藤) スアレスナバロに勝てたことで、シーズンのいいスタートが切れた感じでした。これまで、一番ダメだったのがメンタルだったんですけど、そのために何かしたわけではありませんし、特に意識はしていなくて、「あ、できるんやな」って気づかされた試合でした。

 プレーがよかったから、メンタルにもいい影響があったんだと思います。私はフォアのクロスをベースにプレーするんですけど、そのショットが有効で相手をコートの外に追い出せた。彼女は高い弾道で打ってきたのに対し、第1セットでは、ボールを落として(低い打点で)私が打っていました。でも、セットを取られてから切り替えて、フォアもバックも(コートの)中へ入って打っていったら、それがうまくいった。スライスも交ぜながらうまくできて、私の判断もよかった。

 今までで一番いい試合だと思っていて、1試合とおして高い集中力でできた印象があります。これを続けられれば、(トップ)100位も見えてくると思えた試合でした。

――5月下旬のローランギャロス(全仏オープン)では厳しい予選を勝ち上がって、グランドスラム初の本戦入りを果たしました(大会時、加藤199位)。