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美女テニスプレーヤー、加藤未唯が
ツアー準優勝を果たした昨季を語る (4ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi


――今までできていなかったことができたというのは、具体的にどういったことですか。

加藤 ストローク戦にはもともと自信があったので、東京での試合で急にできたというわけではないんです。あくまで継続してできていることなので。やっぱりメンタルからきているというか、何度も苦しい場面があったので、それを耐えて取ることができた。そこは自分でも評価したい部分です。

 決勝は予選上がり同士の対戦だったので、どちらにもチャンスはあったと思いますけど、前日の試合(準決勝の終了時間)が結構遅くて、寝るのも遅くて最悪の状況でした。それでも、その日のベストは尽くしたんですけど、"一番のベスト"からはほど遠かった。疲労もあったし、寝るのが遅かったのが一番影響しましたね。


――WTAツアーでの準優勝は、加藤さんにとってどんな意味がありましたか。

加藤 誰もがグランドスラムで優勝したいとか、ツアーで優勝したいと思うんですけど、まったく勝てていない状態で優勝したいと思っても、あんまりイメージができなかった。だけど、全豪ダブルス(2017年のベスト4)の時のみたいに、あそこまで勝てて、次は優勝できるチャンスがあると感じることができた。

 それと同じで、シングルスも今までイメージがそんなに湧かなかったのが、今回の準優勝によって、優勝というものが手に届くところにきたと思いますし、イメージできるようになった。ランキングも上がって、100位も目前になって、まだまだできると思えた。

 どうせなら優勝したかったですけど、また、次越えられるように頑張りたいですね。(優勝は)次回にとっておくことにして、よく頑張ったなと自分を褒めたい。

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