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デビスカップの大一番、頼もしくなった錦織圭が格上マリーに挑む

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi

デビスカップ1日目のシングル戦、ストレートで勝利した錦織圭デビスカップ1日目のシングル戦、ストレートで勝利した錦織圭 男子テニス国別対抗戦デビスカップ・ワールドグループ1回戦「イギリス対日本」が、イギリス・バーミンガムで3月4日に開幕。日本(ITF国別ランキング14位、以下同)は、大会初日を1勝1敗で終えた。

 オープニングマッチでは、ダニエル太郎(ATPランキング87位、2月29日付け、以下同)が、アンディ・マリー(2位)にわずか1時間30分で敗れ(1-6、3-6、1-6)、イギリスが先勝した。ダニエルの敗戦を受けて、日本は2連敗を避けたい状況だったが、錦織は自分の試合に集中していた。

「デ杯の戦いにも慣れたので、あまり前後の勝敗は気にしないで試合に入ることができている。しっかり自分の試合に集中して入りました」

 イギリスの代表メンバーだったカイル・エドムンド(83位)が、3月2日の練習で背中を痛めたため、3月3日の抽選会の時点で、急きょメンバーから外れ、ダニエル・エバンズ(157位)が第2試合に登場、錦織(6位)と戦った。両者は一度だけ2013年US(全米)オープン1回戦で対戦したが、その時はストレートで錦織が敗れている。

 錦織は対戦相手の変更を意に介さず、「(対戦したことのないエドムンドより)エバンズの方が知っているからやりやすいというわけではないですけど、プレーの内容が明確なだけに、しっかり準備して臨める」と語り、ストロークで主導権を握って、2セットを連取した。

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