2016.01.29

全豪ベスト32の大坂なおみは、どこまでランキングを上げるか

  • 神仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi

時速200kmに迫ろうかという高速サーブを 武器に3回戦まで進出した大坂なおみ 2016年オーストラリアンオープン(全豪)では、ともに24歳の土居美咲(WTAランキング64位、1月18日付け、以下同)と奈良くるみ(94位)が出場したほか、21歳の日比野菜緒(56位)と18歳の大坂なおみ(127位)の若手2人もグランドスラムデビューを飾り、日本女子テニス界に新風を吹き込んだ。

 2年ぶり3回目の出場となる土居は1回戦で、決勝まで進出した第7シードのアンジェリック・ケルバー(6位、ドイツ)に、7-6(4)、(6)6-7、3-6で敗れた。土居には第2セットのタイブレークで、1度マッチポイントがあったが、取り切れなかった。今季はまだマッチ勝利がなく、2016年初勝利はお預けとなった。

「勝ち星は欲しいですね。欲しいですけど、テニス自体は悪くないと思う。今、勝ち星がないのは、結構難しいところではあるんですけど、このテニスを継続できていれば、必ず結果自体はついてくると思うので、そんなに落胆せずにいけたらと思います」

 奈良は3年連続3回目の出場で、1回戦で、オセアネ・ドダン(147位、フランス)を7-6(2)、6-2で下したが、2回戦では、マルガリタ・ガスパリアン(58位、ロシア)に4-6、4-6で敗れた。奈良はもともと具体的な目標を公言するタイプではなかったが、そのスタンスは今も変わらない。

「ランキングは落ちてきているけど、今シーズンが始まってテニスはいい形でできているし、いつになるかわかりませんが、トップ50に戻っていけるようなテニスはできていると思う。今までも早いタイミングを意識していましたが、ボールに入るスピードを早くして、どの選手よりもタイミングを早くして、コートを広く使えるように意識してやっていけば、もっとレベルを上げられる」