2014.11.17

最高のシーズンを終えた錦織圭「2015年への決意」

  • 神 仁司●取材・文 text by Ko Hitoshi photo by Ko Hitoshi

 ワールドツアーファイナルズの準決勝には、第1シードのノバク・ジョコビッチ、第2シードのロジャー・フェデラー、第3シードのスタン・ワウリンカ、そして、第4シードの錦織圭、上位4シードが順当に顔をそろえた。

 錦織は、ジョコビッチに、1-6、6-3、0-6で敗れ、決勝進出はならなかった。(もうひとつの準決勝はフェデラーがワウリンカに勝利)

ツアーファイナルズ準決勝でジョコビッチに敗れたものの、着実な成長を示した錦織 だが、ツアーファイナルズ初出場でのベスト4は、日本男子として前人未到の結果であり、錦織がまたひとつ金字塔を打ち立てたことに変わりはない。

「もちろんここまで来られたことは、嬉しいですし、最後の4人に残れたことは評価できることですけど、やっぱりいい試合をしたところで、(負けたら)何も得られないというか、どんな相手でも勝たないと悔しさが残る。ツアーファイナルズといえど、やっぱり負けるのは悔しいですね」

 ツアー最終戦で3回優勝をしているジョコビッチは、準決勝直前の試合で、3度目の年間ナンバーワンを確定させて、心身共に充実した状態で錦織との準決勝に臨んで勝利。決勝ではフェデラーがケガで棄権したため、1985~1987年のイワン・レンドル以来の3連覇を達成した。

 錦織との準決勝、ジョコビッチは第1セットでファーストサーブを77%入れて、ポイント獲得率は82%、さらに、セカンドサーブでのポイント獲得率は100%と、まったく隙がなかった。USオープン準決勝では錦織に敗れたジョコビッチだったが、同じ轍は踏まないという気迫のこもったプレーだった。