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今季ダブルス好調のクルム伊達。「過去の自分を抜いてみたい」 (3ページ目)

  • 神 仁司●取材・文 text by Ko Hitoshi  photo by Ko Hitoshi

 体力的には楽ではないが、自分のテニスの「調子を維持するためにもダブルスが必要」だと考えている伊達は、WTAダブルスランキングを個人としては44位まで上昇させた。ダブルスでの自己最高ランキングは、1992年8月24日に記録した33位で、今シーズン中に上回る可能性があり、ダブルスでの新たな目標を見いだしている。

「ここまで来たら、ダブルスは過去の自分を抜いてみたいな。不可能ではないと思います」

 無事にクレーシーズンを終えたクルム伊達は、グラスシーズンではWTA2大会に出場して、6月24日開幕のウインブルドンへ向かう予定だ。

「ケガをせず、テニスのパフォーマンスを上げていかないといけない。今年はクレーを捨てた代わりに、芝では少し頑張りたい。自分のパフォーマンスが上がれば、結果はついてくる。当然、照準はウインブルドン」

 グラス(芝)を得意とするクルム伊達。今シーズンは、ケガさえなければ、単複でいい結果が望めそうだ。もちろん、ウインブルドンでも期待大、である。

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