2013.06.05

今季ダブルス好調のクルム伊達。「過去の自分を抜いてみたい」

  • 神 仁司●取材・文 text by Ko Hitoshi  photo by Ko Hitoshi

 ローランギャロス(全仏)1回戦でのクルム伊達公子のドロー運が悪いというジンクスは2013年も変わらなかった。クルム伊達として参戦した全仏では、初戦で4年連続シード選手との対戦になった。今回は、第9シードのサマンサ・ストーサー。全仏で09年と昨年にベスト4、10年には準優勝を果たしている強敵だ。

ダブルスで好調のクルム伊達は、全仏にアランチャ・パラサントーハと出場「(ドロー運の)引きが強いんですよ(笑)。ここまで来たら、そうとしか言いようがない。まぁ、その分ショーコート(観戦席のあるコート)でできるという前向きな考えで(笑)」

 こう語ったクルム伊達は、自他共に苦手と認めるレッドクレーの大会出場を、今シーズンは最小限に減らしたうえに、前哨戦を腰の肉離れで1大会欠場したため、クレーでのシングルスは、全仏がぶっつけ本番となった。

 試合は、クルム伊達が、ストーサーの強力な縦回転のかかったスピンサーブやパワフルなフォアハンドストロークに圧倒され、一度もストーサーのサーブをブレークできないまま、0-6、2-6。わずか1時間4分で敗れた。

「難しくなることは想定していましたけど、相手が強すぎましたね。ストーサーのようなトップ選手でなければ、もう少しできる感触はありました」