【今日は何の日?】セレシュ、史上最年少で世界1位
わずか16歳6ヶ月で全仏オープンを制したモニカ・セレシュ【1991年3月11日】
『17歳3ヵ月』で女王グラフから頂点の座を奪う
ユーゴスラビアで生まれたモニカ・セレシュは、15歳でプロに転向するやいなや、世界のトップクラスと互角に渡り合った。プロデビューした2ヵ月後には、元世界ランキング1位のクリス・エバートを破ってWTAツアー初優勝。わずか1年で世界ランク85位から6位まで駆け上がった。
翌1990年の全仏オープンでは、決勝でシュテフィ・グラフをストレートでねじ伏せ、4大大会初制覇。4大大会最年少(当時)となる『16歳6ヵ月』で優勝を果たし、セレシュ時代の到来を世間に知らしめた。
1991年も快進撃は止(とど)まらず、1月の全豪オープンも初制覇。そして3月11日、セレシュは史上最年少の『17歳3ヵ月』で世界ランキング1位となり、女王グラフの保持してきた世界1位連続記録を『186週』でストップさせた。
その後、セレシュは全仏3連覇、全米2連覇、全豪3連覇と、数々の偉業を達成するも、1993年、試合中に暴漢に襲われ、戦線を離脱。1995年に復帰するも、若手の台頭とケガに悩まされ、2008年に現役を引退した。