【今日は何の日?】錦織圭、ATPツアー初優勝

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by AFLO

18歳2ヵ月の若さでATPツアーを制したニュースは世界を駆け巡った18歳2ヵ月の若さでATPツアーを制したニュースは世界を駆け巡った【2008年2月17日】
松岡修造以来、16年ぶりの快挙達成!

 2008年、アメリカ・フロリダ州で行なわれたデルレイビーチ国際に参戦した錦織圭は、初めてATPツアーで決勝まで駒を進めた。対戦相手は、第1シードのジェームズ・ブレーク。世界ランキング12位のアメリカを代表する選手である。そんな相手に、世界ランキング244位の錦織は、怯(ひる)むことなく果敢に攻めていった。第1セットは3-6で先取されるも、第2セットを6-1で奪い返す。そして第3セット、得意の『エアK』を何度も炸裂させた錦織が6-4で制し、逆転でATPツアー初勝利を成し遂げたのである。

 日本人男子選手のATPツアー制覇は、1992年4月にKALカップで優勝した松岡修造以来、16年ぶりの快挙。また、18歳2ヵ月での優勝は、レイトン・ヒューイット(オーストラリア/元世界ランキング1位)が16歳11ヵ月で優勝した1998年以降、最年少の記録だった。

 試合後、敗れたブレークは「彼のジャンピング・フォアハンド(エアK)には悩まされた。ノバク・ジョコビッチ(現世界ランキング1位)のようだった」と絶賛。世界ランキング244位の18歳が優勝したというニュースは、世界でも大きく報じられた。あれから4年後、錦織圭は日本男子最高の18位まで上り詰めている。

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