【テニス】エース錦織圭も苦戦。デビスカップで突きつけられた強豪国とのレベルの差
デビスカップでクロアチアと対戦して2勝3敗だった日本。エース錦織圭は1勝1敗 男子国別対抗戦デビスカップで、日本は27年ぶりに世界トップクラスの16カ国で構成されるワールドグループに復帰。クロアチアとの1回戦では、オーストラリアンオープンでベスト8に進出した錦織圭が、シングルス1に起用され、日本のエースとして登場した。
クロアチアは、2005年に優勝して世界一にもなったことがある強豪だ。それでも、今回は主力である24位のマリン・チリッチと、33位のイワン・ルビチッチがケガなどで出場せず、43位のイボ・カルロビッチ、55位のイワン・ドディグら4人が来日した。
初日シングルス2試合、2日目ダブルス1試合、3日目シングルス2試合の合計5試合の内、3勝を挙げると勝利国となるが、日本としては錦織の2勝プラス1勝が、勝利の絶対条件だった。
「日本チームが、念願のワールドグループ入りをしてから、チーム4人のレベルが皆上がってきているし、モチベーションも上がってきている。クロアチアは強敵ですけど、勝てるチャンスは十分にあると思う」
試合前にこう語った錦織には、初日と3日目のシングルスでそれぞれ1勝して、合計2勝することが課せられていた。
初日に錦織と対戦したのは32歳のカルロビッチ。ツアーで最も身長の高い208cmの選手で、2008年8月には世界ランキングで自己最高の14位になった実績もあり、2011年3月には世界最速となる時速251キロのサーブを打って新記録を作ったベテランだ。
「カルロビッチとの試合は、サービスエースの嵐になると思うので、エースに気をとられないでリターンを入れてから勝負したい。ラリー戦に持ち込むのが自分の持ち味。簡単にブレークできないと思うので、自分のサーブをしっかりキープしていくことが大事になる」
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